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心のケアの専門家の方へ

 災害は、人々にさまざまな衝撃を与えます。それは、恐ろしい場面を目撃すること、自分がそれにさらされること、大切な人や家や財産を失うこと、身体的に負傷すること、住み慣れたコミュニティが崩壊することなど、多岐にわたります。
 心のケアの専門家は、災害時に重要な貢献を果たします。しかし、それは「トラウマケア」「ストレスマネージメント」「グリーフケア(死別のケア)」「PTSDや複雑性悲嘆の治療」「怒りのマネージメント」「アウトリーチによる聞き取り調査」「コミュニティケア」などが、単一に取り組まれるだけでは十分ではありません。災害時の心のケアには、これらすべてが必要とされます。
 災害時・後の心のケアの専門家の役割は、心理面ですでに何か大きな問題を抱えた人に支援の手を差しのべるだけでなく、あらゆる状況のメンタルヘルスの悪化に予防的に取り組み、支援を提供する人員を確保するための支援者トレーニングを行うことなども含まれます(Parkes 2008)。
 このコーナーでは、心のケアの専門家の方に対して、災害時の悲嘆(グリーフ)やその支援に関する信頼性の高い情報を載せています。

Parkes CM (2008) :Bereavement following disasters. In Margaret Stroebe et al.ed 『Handbook of Bereavement Research and Practice』American Psychological Association. より抜粋

CONTENTS

災害における心理的影響

災害時の情報伝達の注意点

アウトリーチにおける注意点

専門家に求められる力

災害中・長期の遺族支援

遺族支援における考慮点

悲嘆の知識とそのケア

複雑性悲嘆の評価と治療

国内の複雑性悲嘆の治療