JDGSプロジェクトでは、東日本大震災後、2つのウェブサイトを立ち上げました。1つは「大切な人を亡くされた方を支援するためのウェブサイト」、もう1つは「あいまいな喪失情報ウェブサイト」です。
1.「災害で大切な人をなくされた方を支援するためのウェブサイト」
このウェブサイトは、東日本大震災後に半年間かけて作成し、2011年年12月にサイトアップ、その後、2015年秋にリニューアルしました。そして2020年5月に再リニューアルしました。このウェブサイトでは、大切な人をなくされた方やその人たちを支援する方に知ってほしいさまざまな情報を掲載しています。
〇ウェブサイトURL https://jdgs.jp/
〇サイトの内容
2)「あいまいな喪失 情報ウェブサイト」
このウェブサイトは、東日本大震災後の1年後半後に作成し、2012年10月にサイトアップ、その後、2015年秋にリニューアルしました。そして2020年3月、再リニューアルをしました。このウェブサイトでは、家族が行方不明の方、故郷の町に戻ることができない方、あるいは認知症の家族の方がかかえる「あいまいな喪失」に関して、さまざまな情報を掲載しています。
〇ウェブサイトURL https://al.jdgs.jp/
〇サイトの内容
【プロジェクト世話人(50音順)】
石井千賀子 | TELLカウンセリング、石井家族療法研究室 |
井上ウィマラ | マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ主宰 |
伊藤正哉 | 国立精神・神経医療研究センター |
黒川雅代子 | 龍谷大学短期大学部 |
米虫圭子 | 京都産業大学 |
坂口幸弘 | 関西学院大学 |
白井明美 | 国際医療福祉大学 |
瀬藤乃理子 | 福島県立医科大学 |
高橋聡美 | 防衛医科大学校 |
中島聡美 | 武蔵野大学 |
村上典子 | 神戸赤十字病院 |
【プロジェクトアドバイザー一覧(50音順)】
[ 国内 ]
飛鳥井望 | 医療法人社団青山会 青山病院 |
石井正 | 東北大学 |
大西秀樹 | 埼玉医科大学国際医療センター |
小原聡子 | 宮城県精神保健福祉センター |
柏木哲夫 | |
加藤寛 | 兵庫県こころのケアセンター |
金吉晴 | 国立精神・神経医療研究センター |
窪寺俊之 | 聖学院大学 |
黒澤美枝 | トラウマと社会 |
小西聖子 | 武蔵野大学 |
鈴木友理子 | 国立精神・神経医療研究センター |
高木慶子 | 上智大学グリーフケア研究所 |
多田羅竜平 | 大阪市立総合医療センター |
丹羽真一 | 福島県立医科大学会津医療センター |
橋本洋子 | 山王教育研究所 |
林みづ穂 | 仙台市保健福祉総合センター |
堀越勝 | 国立精神・神経医療研究センター |
丸山総一郎 | 神戸親和女子大学 |
南山浩二 | 成城大学 |
宮林幸江 | 東北福祉大学 |
渡辺久子 | |
柳田邦男 |
[ 海外 ]
Beverley Rapael | University of Western Sydney, Australian National Universty |
Colin Murray Parkes | St Christopher’s Hospice |
Katherine Shear | Columbia University |
Pauline Boss | University of Minnesota |
【連携および協力団体(50音順)】
[ 国内 ]
[ 海外 ]
東日本大震災以降、JDGSプロジェクトには、海外の悲嘆(グリーフ)の研究者の方から、温かい励ましとともに、遺族支援や行方不明者家族の支援に関する多くの資料が届きました。その資料をできるだけたくさんの方と共有したいと思い、翻訳作業の協力をお願いしたところ、たくさんのお力添えを頂きました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。
【JDGS事務局】
瀬藤乃理子 福島県立医科大学 医学部 災害こころの医学講座
【翻訳協力者(50音順)】
板野美紀
石井千賀子
梅澤愛子
清水ミシェル・アイズマン
谷裕子
坪井里江
富村彩佑里
中井優子
野間了子
広瀬由美子
米長牧子
【JDGSホームぺージ作成】
企画・作成・管理 瀬藤乃理子 福島県立医科大学 災害こころの医学講座
(旧 甲南女子大学)
〇2012年HP作成協力者
氏家彩絹 | 甲南女子大学 文化社会学科 4年生 |
畠中裕美子 | 甲南女子大学 文化社会学科 4年生 |
佐伯勇 | 甲南女子大学 人間科学部 文化社会学科 教授 |
〇2015年HP作成協力者
佐伯勇 | 甲南女子大学 人間科学部 文化社会学科 教授 |
加治茉莉奈 | 甲南女子大学大学 文化社会学科 4年生 |
藤本千裕 | 甲南女子大学大学 文化社会学科 4年生 |
松本楓 | 甲南女子大学大学 文化社会学科 4年生 |
〇2016年HP作成協力者
佐伯勇 | 甲南女子大学 人間科学部 文化社会学科 |
今澤香栄子 | 甲南女子大学大学 文化社会学科 4年生 |
笹谷雪衣 | 甲南女子大学大学 文化社会学科 4年生 |
〇2020年HP作成協力者
中井邦彦 r923
石井千賀子
山口樹子
L.G.ルーベック
*「災害で大切な人をなくされた方を支援するためのウェブサイト」(2020年度版)は、日本学術振興会科学研究費補助金(課題番号20K03393)の助成を受け、作成・運営しています。
JDGSプロジェクト(Japan Disaster Grief Support Project)は、東日本大震災を機に、これまで日本国内で「悲嘆(グリーフ)」を専門に支援活動や研究を行ってきた者が集まり、災害で大切な人を失い、遺された人たちを支援するためのプロジェクトとして誕生しました。
また、災害直後は避難生活や生活の再建に追われ、悲しみを表現しにくい時期があったり、喪失による悲しみを言葉にできない人も多くいます。そのため、悲嘆の問題は表面化しにくく、気づかない間に問題が拡大していくことがあります。
災害後の悲嘆(グリーフ)の支援は年単位です。私たちはこのプロジェクトを通して、災害で大切な人を亡くされた方への支援を長期的に行うために、また、今後起こる可能性のある災害に備えるために、これまでの災害時の悲嘆に関する関係資料を活用し、多くの人の知恵と経験を結集して、以下のような実践的な活動を行っています。
1. 悲嘆(グリーフ)の専門家ネットワークの構築
2. 災害時の被災者への心理社会的支援に関する国内外の資料の収集、翻訳、紹介
3. 悲嘆(グリーフ)の理解と適切な対応を促進するリーフレットやマニュアル、ウェブサイトの作成
4. 災害で大切な人を亡くされた方・行方不明者家族の方への支援ネットワークや支援システム作り
5. 災害被災地の支援者への研修会やワークショップ、現地支援者が企画する研修会やワークショップへの支援
6. 遺族会の支援